外壁塗装にかかる期間と頻度について詳しく解説

外壁塗装にかかる期間と頻度について詳しく解説

建物の外観を決める重要な部分となる外壁塗装ですが、塗装開始から完了までにどの程度の日数が必要なのか、ご存じない方も多いのではないでしょうか。
また、経年劣化の目安となる期間も把握しておくと、次の塗装をいつしなければならないのかが分かります。そこで今回は、外壁塗装にかかる期間や塗装頻度についてご紹介いたします。

 塗装に必要な期間

外壁塗装をする場合に必要な日数ですが、約10〜14日間が目安となります。10日間というのは問題なく順調に進んだ場合の最短の目安ですので、建物の置かれている環境や塗装箇所の状態などによって変化します。とくに外壁の面積は日数に大きく影響しますので、実際には見積もりの段階で日数を確認しておいてください。

塗装というと、外壁全体に対して塗料を塗っていくだけのように思えますが、そう簡単なものではありません。まずは塗装を始めるための準備から必要だからです。2階部分や屋根に対して塗装できるように足場などを組まなければならず、いきなり塗料を塗り始めることはありません。表面をキレイにしたり、下準備を行ったりした上で初めて塗料を塗れるのです。

また、単純に期間だけで判断してしますと、足もとを見られ、手抜き施行を行う業者も出てきます。重要となるのは日数だけでなくその日数が必要となる根拠や理由を把握することです。根拠を理解できていれば、業者が提示した日数が適正かどうか、ある程度判別できるようになります。

具体的なスケジュール例

環境によって変動はしますが、基本的な塗装スケジュールの一例を挙げてみましょう。外壁塗装の工程に対して、ある程度のイメージができるようになるはずです。

施工前の準備

外壁塗装の施工を始める前に行う準備があります。まずは近隣住民の方々へのご挨拶をしましょう。塗装作業は少なからず音が発生しますし、その上塗料の匂いなども発生しますので、トラブルにならないようにあらかじめご理解をいただく、というわけです。そのあとに、塗装作業のための工具や塗料などの準備です。これらに一日を要します。2日目は足場の組立作業です。地面からでは届かない外壁に対して満遍なく塗装するために、必要な足場を設置していきます。

塗装前の準備

準備が整ったら、続いて塗装をする外壁に対して、塗料を塗るための準備作業を行います。外壁は常に雨風に晒されているため、ホコリや汚れなどが付着していますから、まずはそれらをしっかりと除去する作業から始まります。一日かけて除去したら、翌日は下地処理をおこないます。外壁に生じているひび割れをシーリング材などで埋めて、塗料がしっかりと密着するように整えるのです。塗料などが外壁以外の部分に付着しないように養生をおこない、その翌日はいよいよ塗装作業の開始となります。

塗装作業

塗装作業には下塗り、中塗り、上塗りという3つの工程がありますので、それぞれ最低でも一日かけて行います。そのため塗装作業自体は3日間以上必要となるわけです。塗装が終わり次第、ムラなどがないか点検を行い、必要があれば修正します。

塗装後の片付け

点検の結果に問題がなければ、後片付けをして終了です。ここまでで10日間となります。実際には屋外ですので、天候によって作業は中断される可能性があります。余裕を持って14日間を目安と捉えておくといいのではないでしょうか。

塗り替える頻度

外壁の塗替えを行う頻度ですが、使用される塗料の種類によっても左右されます。

シリコン系

シリコン系の塗料の場合ですと、耐久性が高いタイプですので、塗替え目安は10〜15年頃となるでしょう。防音や防水などの付加機能が備えている場合が多いタイプですので、それらの効果の持続期間も考慮すると10年で塗替えを行うというのもいいかもしれません。

アクリル系

シリコン系に比べて寿命が短い傾向にありますので、5〜9年が目安となるでしょう。ただし、塗料自体の価格が安価であるため、頻繁に塗り直す手間はありますが、コストはそれほどでもありません。また建て替えなどを検討中であれば取り急ぎの塗り替えという意味でアクリル系を使うのも一つです。

ウレタン系

ウレタン系はメンテナンスが楽というのが特徴です。シリコン系のように耐久性が高いため、10年前後は塗り替える必要がありません。また付加機能がない分コストも抑えられているため、塗替え時も安心です。

こんなときは塗り替えるべき

目安となる年数だけが塗り替えの判断基準ではありません。外壁の状態を確認し、その状態次第ではすぐにでも塗り替える必要があります。ひとつは「チョーキング現象」です。外壁を指でなぞった際に、指に白い粉が付着した場合にこの減少であると判断されます。その白い粉が剥げた塗料ですので、塗装が劣化している証となるのです。すぐに塗り替えを行うべきです。

その他シーリングにおけるひび割れや、サイディングボードの剥がれなども目安となります。いずれもそのままにしてしまうと建物自体に大きな影響を与えてしまいますので、早めに塗り直しを行うことで未然に防げます。

まとめ

外壁は見た目だけでなく建物のクオリティを維持するために重要なポイントとなります。定期的な塗替えが必要となりますので、今回の期間や目処などを参考にしてみてはいかがでしょうか。

「有限会社みやざき」では福岡県内全域における外壁塗装を手掛けております。もし外壁塗装をお考えでしたらまずはお気軽にお問い合わせください。

 

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