あらゆるトラブル回避しよう！外壁塗装の施工の流れを事前に確認

外壁塗装の施工の流れを事前に確認するメリット

外壁塗装は時間がかかる施工です。通常のリフォームに比べて、家に職人さんが出入りする期間が長くなりますので、普段とは違った流れで生活しなければなりません。また、見知らぬ人が家の周りにうろつくこと、作業中は音や臭いがしますので、近隣の住民の方へのフォローも必須になるでしょう。

外壁塗装の施工流れを知っていれば、生活リズムを掴みやすくなりますし、近所の方にも安心感のある説明や声掛けができます。また、あとどれくらいで施工が終るかどうかも確認できますので、ストレスなく日々を過ごせるようになるでしょう。外壁塗装の施工を依頼するのであれば、事前に施工の流れをおおまかに把握しておくようにしましょう。

外壁塗装の施工の流れ①挨拶から養生まで

外壁塗装の施工は、いきなり壁に塗装をするわけではありません。耐久性のある美しい塗装には、下地部分をしっかり整える必要があります。

近隣への挨拶/案内

外壁塗装は、施工時に多少の物音がしたり、塗料の臭いが周囲に漂ったりすることがあります。また、作業する職人さんが家に出入りします。こういったことで、近隣の住民の方が戸惑われないよう、事前にお断りを入れておきましょう。

粗品やお菓子を持っていき、施工の予定期間や作業時間、騒音や臭いがするため迷惑をかける旨を説明しておきます。その際は施工業者が一緒に赴く場合が多いです。

足場/飛散防止シートの設置

外壁塗装は仮設の足場の上で作業しますので、あらかじめ家の外周や外壁付近に足場を組んでおきます。また、塗料や外壁の破片が近隣に飛び散らないようにメッシュ状の飛散防止シートを張り巡らせます。

高圧洗浄

塗装作業に入る前に、外壁についている汚れを高圧洗浄機で洗い流しておきます。外壁に汚れが残っていると剥がれやカビの原因になるため、高価な高圧洗浄機を用いてしっかりと汚れを落としておきます。あやまって窓をあけてしまうと家の中に水が入り込むことがありますので注意しましょう。

養生作業

養生（ようじょう）とは、塗装がついてはいけない場所にビニールシートやテープを張って保護することです。壁や床、柱、ドア、植物など塗料をつけたくない場所は徹底的に養生を施します。車やバイクにはあらかじめカバーをかけておくと安心です。

外壁塗装の施工の流れ②塗装から仕上げまで

外壁塗装作業

養生作業が終了したところで、やっと外壁塗装の施工に入ります。外壁塗装を長持ちさせるために、見た目を美しく仕上げるために最低でも3度塗り重ねます。

・下塗り
下塗りは中塗りと上塗りをしっかりと外壁に定着させるための「接着剤」のような役割ですので、色味や質感はあまり関係ありません。指定の色味と違った色を塗られるでしょうが、不安に思う必要はありません。

・中塗り
中塗りでは希望の外壁の色味の塗料を塗ります。ムラなく均一に塗膜の厚みをしっかりと出す大切な工程になります。

・上塗り
上塗りは「仕上げ塗り」とも言われ、外壁塗装の耐久性と美しさを左右する最も気を遣う作業になります。塗料は中塗りの時に使用したものと同じものを使います。

その他の部分の塗装作業

通常、家の塗装施工は外壁や屋根などのおおまかな部分が終ってから、ベランダや雨どいや雨戸などの付帯部分の塗装を行います。

職人による仕上がりの確認

全ての塗装作業が終れば、職人による仕上がりの確認を行い、塗り残しやムラのチェックを行います。

外壁塗装の施工の流れ③品質確認から現場清掃まで

顧客による品質の確認

業者による仕上がりの確認後は顧客に施工内容をチェックしてもらいます。明るさや気候によって見え方が異なるため、外壁塗装の仕上がりのチェックは晴れた日の昼間の明るい環境で行いましょう。

足場の解体

全てのチェックが完了すれば、足場の解体です。足場の解体中に誤って足場の部品が塗装部分に当たってしまい、剥がれやキズになってしまうトラブルが多いですで、最後まで気を抜かないように作業します。

現場清掃（終了の挨拶）

足場の解体後には現場の清掃、撤収に入ります。施工終了の挨拶をご近所にすればより丁寧でしょう。

まとめ